樹工房ブログ
取扱い樹種紹介②(タモ/ホワイトアッシュ)
2018-12-21
カテゴリ:特注家具に関して
タモ/ホワイトアッシュ
主な原産国
タモ:国産・ロシア他
ホワイトアッシュ:北米
左がタモ(板目)、右がホワイトアッシュ(板目)です。
先日ご紹介したナラ/ホワイトオークと同じく安定して人気があるのがタモ/ホワイトアッシュです。
粘りがあり折れにくい性質のため、バット等にもよく使われています。
木目や雰囲気はナラ/ホワイトオークとよく似ていますが、明確な違いは「虎斑(とらふ)」があるか無いかです。
虎斑というのはナラ/ホワイトオークの柾目の木目に対して斜めに入る線を指しますが、これが独自の特徴を出しています。
ただし、好き嫌いが分かれる木目でもあるので、虎斑が入るのが嫌な方はタモ/ホワイトアッシュを選ぶとよいかと思います。
タモとホワイトアッシュの違いですが、ホワイトアッシュの方が木目が荒く白っぽい見た目であるのに対し、タモは木目がつまっており黄色味がかった印象があります。
また価格は国産タモの流通量の減少やロシア産の輸入制限等の影響もあり、ナラ同様高騰が続いております。
北米産のホワイトアッシュは比較的安価です。
そのため、家具を製作する際はタモとホワイトアッシュを組み合わせることも多いです。
(例:テーブル 天板=タモ突板・脚=ホワイトアッシュ無垢材)
【タモ/ホワイトアッシュはこんな人におすすめ】
- シンプルでナチュラルな部屋を好む人
- 人気があり無難な樹種を選びたい人
- 和室にも洋室にも合わせやすい家具を選びたい人