樹工房ブログ
家具のオーダー方法(ダイニングテーブル② 奥行について)
2019-04-06
カテゴリ:特注家具に関して
先日、ダイニングテーブルのオーダー方法として、家族人数によっておすすめの長さが異なる点をご説明いたしました。
今回はテーブルの奥行についてご説明いたします。
ここでいうテーブルの奥行とは、右のイラストでいう緑の線の長さをいいます。
前回のブログでお伝えした通り、1人が食事をするのに必要なスペースは幅60cm×奥行40cmといわれています。
そのため、2人が対面して座る場合は40×2=80cmが必要寸法ということになります。
この80cmをベースに、テーブルを選んでいただくと失敗は少ないです。
もちろん、奥行が深いほど食器なども置けてゆとりが持てますが、反面、配膳がしにくくなったり、片付けのときに手が届かなかったりという場面も出てくる可能性があるので、自分にとってストレスがない奥行は何センチか確認してみて下さい。
また、テーブルの奥行を選ぶ際に必要なポイントがもう2点あります。
それは、
①椅子を引いたときのテーブルから椅子までの距離
②食事をしている人の後ろを通る通路
この2点の長さの確保です。
一般的に、食事をし終えた人が椅子から立ち上がり、椅子を引く動作に必要な幅は70~80cmといわれています。
また、後ろを通る人の通路幅は60~90cm必要です。
人が座っているときのテーブルの端~椅子の背面までの距離はおよそ50cmのため、その分も足した通路幅を確保できるとゆとりのある空間が演出できます。
まとめ
テーブルを置く際に必要なスペース
=テーブル奥行80cm+座るスペース(両サイド)50cm+50cm=180cm
通路を確保するのに必要なスペース=両サイドに通路が欲しい場合は60cm+60cm=120cm
(片方のサイドだけでよいなら60cm+@)
以上より、食事スペース180cm+通路幅60~120cm=240~300cmは最低でも確保できるようにテーブルを配置するのがおすすめです。
自分でサイズを決めるのが心配な方は、御見積を依頼する際、ご自宅の間取り図や家族人数を一緒にメールしていただければ、適切なサイズをご提案させていただきます。