樹工房ブログ
帆布(はんぷ)とは?
2020-06-29
先日販売開始したHAMPチェア(ハンプチェア)。
こちらの椅子は名前の通り、帆布(はんぷ)を背と座に使用していることから名付けられた商品です。
ただ、そもそも帆布とは何なのか?これを説明しないと商品の良さが伝わらないと思い、記事にいたしました。
帆布はおそらく知っている人は知っているが、知らない人は聞いたこともないというものかもしれません。
ただ、日常でどこかで目にしたこと、触ったことがあるはずです。
別名はキャンバス。亜麻糸や綿糸を平織りにした生地のことを帆布と呼びます。平織りとは縦の糸と横の糸を交互に織り込む手法です。
伸縮性には欠けますが、丈夫で摩擦に強い素材となるのが特徴です。
さらには通気性・吸湿性にも優れているので、椅子のように人が長時間座るための素材としては非常に適しております。
身近なところでいけば、トートバックで目にしたことがある方も多いかもしれません。
スニーカーの素材にも使われています。
今回のHAMPチェアには「富士金梅」というMADE IN JAPANの素材を採用しました。(詳しくはこちら)
キャメルと生成り色を組み合わせ、カジュアルでどこに置いても違和感がない雰囲気を心がけました。
今後はカラーのバリエーションも増やしていく予定です。
メンテナンスについては下記の通りです。
①織目にほこりやゴミが溜まりやすいので、普段はブラシで落としてください。小さな汚れは消しゴムも活用してください。
②水に濡れた場合は輪染みにならないよう、固く絞った布で全体をたたいて馴染ませてください。
③汚れが酷い場合は、中性洗剤をつけた歯ブラシなどでこすってみてください。(ただし、力が強かったり、同じ箇所を何度もこすると色が白っぽくなる可能性があります。)
最後にご理解いただきたいことが、帆布も椅子のフレームである無垢材もいずれも天然素材を使用しているため、経年とともに変化がございます。
帆布は使用とともに色が褪せ、全体的に縮みますし、無垢材は徐々に色が変化します。
こういった特性も素材ならではのものとして捉えていただけると、愛着を持ってご使用いただけるかと思いますので、ぜひご検討ください!