樹工房ブログ
材料紹介〜栓(せん)〜
2020-08-03
カテゴリ:樹オリジナル
北海道産の材料で、栓(せん)と呼ばれる材料があります。
家具の業界では有名な材料ですが、近年は流通量もさほど多くなく、世間的にあまり聞き慣れない材料かと思いますので、少しご紹介させていただきます。
栓は別称、針桐(ハリギリ)とも呼ばれ、枝に鋭いトゲが多いことが由来のようです。
材質としては、軽く柔らかいのが特徴で、加工のしやすさから家具用の材料として広く扱われてきました。
十数年前までは北海道産材の中でも主力の部類にありました。
そのため、世代によって知名度はギャップがあるかもしれません。
白っぽい材面で木目ははっきりしており、板目は外国産のアッシュとも少し似た雰囲気があります。
国産材の中では高級材のケヤキと木目がよく似ていて、着色によって代替材として扱われることもあります。
今回は、この栓をデスクやスマホスタンドとして加工を進めております。
よく使用されるナラやビーチなどはナチュラル塗装で仕上げることが多いのですが、栓に関しては木目を活かしつつ着色を施して様々なテイストでご案内できればと思っております。
完成いたしましたらONLINE SHOPにてご案内いたします。
乞うご期待ください!